はじめに 今は2004年6月26日の深夜。Grace の誕生からは既に8ヶ月以上経っている。 自分も頑張っているとは思うけど、それよりも千洋の献身的な愛情に支えられ 、Grace はとても健康的で強く、可愛らしく育っている。このまま健康に育って欲しい。 今、わざわざ、このようなタイトルの書き物を残しておこうと思うのは、Grace が健康に生まれたことがはっきりわかったからだ。健康に生まれたことがわかったから、健康に生まれない可能性に内心おびえていたことを、書き残そうと思う。 妊娠がわかってから、自分は何を考えていたか。 もちろん、「この世に産まれてくる子供をしっかり育てよう」 とか 「子供が困らないように生きていく知恵を教えてあげよう 」 といった、そうした前向きなことを考えていたのは事実だ。 子供が素晴らしい人生を送っていけるように力を与えてあげよう、そう考えたのは本当だ。 名前も、千洋と二人で良く考えて、幾度も考え直し、その結果決めた名前で、最高の名前をつけられたと思っている。 しかし、実際に考えていたのは、そのように 「積極的で夢のある将来」 だけではなかったことを、ここで告白しておきたい。 8ヶ月を過ぎ、子供がはっきりと健康であることがわかったから、初めて口にできる。逆に言えば、これまでは、 なんとなく恐ろしくとても口にもできなかった側面があったことをここに書き残しておく。